家族信託(かぞくしんたく)とは―
家族信託とは、被後見人が判断能力のある段階で、財産権に関する意思決定権を他の人に移し、第三者に渡して貰ったり、自身に還して貰ったりする制度のことです。 主に委託者、受託者、受益者に分かれます、基本形の登場人物は3人。ケースにより2人、という場合もあります。
- 委託者…現時点で財産を所有している人。家族信託は、委託者の意思決定を助けることを目的としています。
- 受託者…委託者の財産を管理する立場。
- 受益者…委託者の財産を管理したことにより、生じた利益を受け取る人。
通常の財産管理と異なるのは、家族信託は委託者の持つ財産の委託権を受益者に移す、という「法律による保護」という点です。
家族信託は認知症の対策としても期待されています。認知症になる前に信託契約を行うことでスムーズな相続が可能になります。
※家族信託のメリットデメリット、成年後見制度との違いなどはコラム「親が認知症になってしまったら?成年後見と家族信託から考える生前対策」でご紹介しています。
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